きりゅう映画祭にノミネートされました!

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監督作「浪漫をみつけた」が、群馬県のきりゅう映画祭にノミネートされたので
映画祭に参加してきました!

久しぶりの映画祭、なんだかとっても楽しかったなあ。
グランプリとは別に、観客の投票によって決まる賞もあったので
「関西からはるばる来たのでぜひ一票入れて下さい!」と、
司会者も「そこアピールします?笑」と失笑する舞台挨拶をしたのだが、
その後に出てきた監督さんが「韓国カラキマシタ。ドゾヨロシクオネガイシマス」と
たどたどしい日本語で挨拶して敢え無く撃沈。

賞は何もいただけませんでしたが、人生初桐生市、とてもいい思い出になりました!
(舞台右に小さく写っているのが私です)

夕凪にこだまする10周年同窓会

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2007年の夏、「夕凪にこだまする」という映画を撮った。
今も続くさぬき映画祭という香川県の映画祭で、
第1回目の企画制作部門グランプリをいただいた作品だ。

香川県の粟島という小さな島を舞台に、4泊5日の合宿で撮りあげたこの作品は、
島を出ていったミュージシャンと、島の子供たち、そしてかつて島と関わりのあったアル中のおっさんとの交流を描いた物語なのだが、当時まだ小学生だった島の子供たち役の子役が10年経ってみんな成人となったので、10年同窓会を開催してみた。

さすがに10年経つと子供はでかくなるなあ(当たり前)

今も役者を続けている子。
役者を辞めて企業で働いてる子。
芸術の道を突き進んでいる子。
ぷらぷらしてる子(笑)。

それぞれの人生のその後の話を、親戚の叔父チャンのような気持ちで聞きつつ、
こんなつながりがずっと続けばいいなと思いつつ。

また10年後に会いましょう! 

ジェームス三木賞いただきました!

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あれ?もう12月になろうとしてるぅー。
11月6日、シナリオセンター大阪校40周年記念イベントにて、 新作短編映画「浪漫をみつけた」を上映いたしまして、見事「ジェームス三木賞」と「株式会社キャンター賞」の2つの賞をいただきました!!ジェームス三木先生、株式会社キャンター様、本当にありがとうございましたっ!

私の中でジェームス三木先生といえばやっぱり大河「独眼竜正宗」でして、当時まだ小学生でしたが、「梵天丸もかくありたい」の名ゼリフはよく真似してましたし、大人になっても「こうあるべし」と思うことがあれば、ついつい気持ちは梵天丸になって、心の中でつぶやいておりました。

2次会、3次会とご一緒させていただきましたが、御年八十を超えておられるのに色んな意味で(?)パワフルで、まさに「梵天丸もかくありたい」と心の中でつぶやきっぱなしでした。



 

短編映画「浪漫をみつけた」作りました!

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監督した短編映画「浪漫をみつけた」(8分)が2016年11月6日13時から、
中之島中央公会堂にて上映されます!
この映画は、私が通っているシナリオセンター大阪校の40周年イベントの
上映作品として制作したものですが、完成するまでには、まあ紆余曲折ありました(^^;)
シナリオの学校の生徒で作るのでシナリオはすぐに出来るかと思ったのですが、
色んな人の色んな想いがぶつかりあい、なかなかシナリオが決まらず・・・。

「あぁ、チームで協力して映画を作るのってこんなに大変なのか」と思った時に、 
私の脳内にいつもあったのは「協力」と書かれた一枚のカードでした。
これはキネミカル・ヴァーチューズという企画に参加した際に私が引いたカードです。

この企画は、ヴァーチューズ・プロジェクトという52枚のカードからなるプログラムに基いて、
「自分が引いたカードを元に映画を作る」というものでして、
52枚の中から私が引き当てたカードが 「協力」でした。

カードを引いて3年近く経ちましたが、今ならなぜ私がこのカードを引いたのか、
なんとなく分かる気がします。

シナリオセンターのみんなで協力して作った映画「浪漫をみつけた」、よろしければぜひ!





 

湯を沸かすほどの熱い愛

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湯

その男とは、たしか2006年の福井映画祭で一緒に短編映画がノミネートされて知り合った。「ロケットパンチを君に」という映画と「ナポリタンデイズ」という映画だった。帰りの電車はなぜかインドの話で盛り上がった。しばらく経って、2010年1月に一緒に京都の映画館で映画を見た。彼が作った「琥珀色のキラキラ」という短編を見て、いたく感動した。その後、やってた映画を二人で観ていたが感性の似ている二人はどちらも「評価高いらしいけど、俺には合わんわ」と、二人で喫茶店に入って「どうやったら映画監督として突き抜けられるのか」って話を延々とした。その当時僕らは二人共、相変わらず「パっとしない」映画監督だった。二人の結論は、「やっぱりガツンと長編撮って世に問わないといかんな」ということだった。それから彼は「チチを撮りに」という長編を作り、ベルリンで賞を撮った。どんな経緯かは知らないが、その後彼は宮沢りえを主演に「湯を沸かすほどの熱い愛」という映画を撮った。試写会で観たその映画は、日本映画史に残る傑作だった。突き抜けたその男の名前は、中野量太。さて、今度は私の番だ。

40歳になりました

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40歳になった。

概ね実年齢より若く見られるので、2015年が始まった頃から「もう今年で40です」って言って、「若いですねー」と言われるのを楽しんでたけど、いざなってみると当たり前なんだけど何一つ変わらない。

それでもやっぱり「40歳」という節目をしみじみと考えてみると、ちょっと前に読んだ糸井重里さんの言葉が飛び込んでくる。


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40歳を迎えるとき、多くの人は
仕事でも自分の力量を発揮できて、
周囲にもなくてはならないと思われる存在になっていて、
いままでと同じコンパスで描く円の中にいる限りは、
万能感にあふれている。
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はい、そうです。今の自分で言えば、「ダイレクトメールを作ること」という小さい円の中にいることには、かなり万能感があります。

氏は続けて、こう書きます。

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趣味でも何でもいいから、
簡単には1位を取れないけれどワクワクするものを
40歳で持ってみることって、
その後の人生を大きく左右すると思う。
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そうですよね、この円の中だけに収まってても仕方がない。
新たな領域に、自ら進んでいかなくちゃ。
「四十歳は二度目のハタチ」と言ったのは、故・真木準さんですが、もう一度まっさらな気持ちになって進んでいかなくちゃ。でも何をすればいいんだろう?

そんな気持ちを汲みしてか、糸井さんは最後にこうアドバイスします。

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ワクワクすることが見つからない人には、
ひとつだけアドバイスがある。
「絶対にやりたくないことからは逃げる」
と心に決めること。
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ああ、そうだ。これまでを振り返ってみて、「絶対にやりたくないこと」以外は大体ちゃんとやればちょっとは楽しいことが多かった。

思えば30歳になる時も、糸井さんの「30歳の誕生日に何をしているかでその人の人生がきまる」という言葉に影響を受けて、その日の予定を決めたんだった。


さあ、楽しい40代を始めるぞ!とりあえず来年は映画を撮ろう。

 

毎日新聞に載せていただきました!

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2015年11月30日の毎日新聞滋賀版にインタビュー記事が載りました!

「18歳 あの頃の私」というテーマで、滋賀県の高校を毎月1校ずつ特集して卒業生に、
18歳の頃の話をしてもらうという連載ものです。

誰が書いてくれたのか、母校水口東高校のwikipediaの「著名な卒業生」の欄に
ただ一人(!)私の名前があったのがきっかけで取材依頼がありました。
(誰か知らないけど、wikipediaに書いてくれた人ありがとう!!)

インタビューは結構じっくり1時間以上されて、丁寧に記事にまとめていただきました。

実は記事の中でひとつ宣言してまして、「来年夏には新作映画が公開予定です」って
言い切っちゃってるんですよねー。全然まだ準備してないんですけど!
いやー、我ながら追い込んだなあ。まあ、こうやって自分を追い込むために
無理言って書いてもらったんですけど(笑)。

思えば初めて映画撮った時も、全然撮影も終わってないのに上映会場押さえてチラシ撒いて、
「映画作ったから見に来てね〜」って言ってたからなんとか完成したようなもんでした。

というわけで、宣言しちゃったからにはもう出来たようなもんです♪

まだシナリオはもちろんタイトルすら未定ですが、
2016年夏(秋かも?)には新作映画、公開しますよ!!

 

宣伝会議賞のパーティーに行きました!

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先日、宣伝会議賞の贈賞式に参加してきました!
会場が六本木ヒルズの映画館で、「映画館で贈賞式??」と思いましたが行ってみたら意外としっくりする感じの会場でした。

司会はフジテレビの佐野アナウンサー。
おお、よく見た顔だ!とか思ってたらその後「あまちゃん」の小野寺薫子役でお馴染みの優希美青ちゃんが花束贈呈で出てきたりとなかなかゴージャスな感じでした。

その後のパーティーでは協賛企業賞をいただいた課題企業の方と色々お話をさせていただきました。
「いやー、実は私も昔応募してたんだよね」という告白を聞きながら、クリエイティブに対する理解ある企業のおかげで、こういう賞がずっと続いているんだなぁと改めて感謝!

また来年もここに来れるよう明日から頑張るぞ!

映画を映画足らしめているもの

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「ホビット 竜に奪われた王国」を観た。
このシリーズはずっと観てるんだけどやっぱり面白い!
で、今回はじめてHFR(ハイフレームレート)って奴を体験したんですが
コレが色んな意味で衝撃的でした。

通常映画とは一秒間に24コマの映像が流れるんだけど、HFRでは倍の48コマ。
それで映像としてはすごい滑らか&明るくなるんですが、
個人的には妙に画面がビデオ的というかメイキング的になっちゃった気が。。。

いや、素晴らしいんですよ、すごくキレイで残像もなく。
アクションで特に3Dとかになると動きの多いシーンでは
チラツキがあったりするじゃないですか。
そういうのは全然無くなるんですごく見やすいんですけど、
どーしてもその「テレビドラマの西遊記」観てるような感じが脳裏をよぎるというか。

テレビドラマやビデオは一般的に
「60i(インターレース)」という規格で作られてまして、
厳密に言うと違うんですが、一秒間は60コマでできています。
するとすごく滑らかというか、現実に近い映像になるのですが、
映画はそれよりも伝達する情報量が少ないわけです。

モノクロ映画なんてものは更に情報量が少なく、
その色彩は観客の想像に委ねられます。
でもモノクロだからといって観た時の感動ってそんなに損なわれませんよね?

足りない情報は人間は脳で補おうとしますが、
その時に観客の想像力を使います。
想像力を働かせる余地こそ、映画を映画足らしめているものではないのでしょうか。

やたらと滑らかで現実感のあるファンタジーを観て、
そんなことを沸々と考えました。

いや、「ホビット 竜に奪われた王国」はすごくいい映画ですけどね!! 
 

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改めまして、東日本大震災で被害に犠牲になられた方々に深くお悔やみ申し上げます。

2014年3月11日。早いもので東日本大震災から3年経った。

いや、早いというのは直接の被災者ではない私が感じていることであり、

被災者の方々によってはことさら長い期間だったかもしれないし、

同じように短く感じているのかもしれない。

テレビではワンダイレクションが

「3年あれば人生が変わる」なんてことを言っているが、

この3年で人生がガラッと変わった人はとても多いことだろう。

私自身のことで言えば、震災があったことでそれを題材にした映画を1本作ったり、

人生を改めて見直して転職をしたり、少なからず生活は変わった。

でもそれはあくまでも生活の一部であり、

大きな意味ではそれほど変わってないと言える。

311を経験して改めて思うことは、ありきたりなんだけど

「普通の日々のありがたさ」である。


昨日と同じことが当たり前のようにやってくる。

忘れがちになる、そんな当たり前のありがたさを感じさせてくれ、

平和ボケした自分の頭にガツンと現実を突きつけてくれた。

そのことだけは少なくとも、ずっとずっと忘れずにいようと思う。


3年というと何か一区切りという印象がある。

「とりあえず3年はがんばってみよう」とかで始まった
支援サービスも結構あるんじゃないかな。
そんな支援サービスが
「もう少しがんばってみるか」とちょっとでも長く続くことを祈りつつ、

自分自身も、311のことを忘れずにしっかり胸に刻んで、明日からも生きていこう。


 

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