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2004年11月

オトナ語のカバー

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「ほぼ日イトイ新聞」から生まれた
「オトナ語の謎」の本カバーです。

通常のカバーを取ると、その下には
いかにも書店で掛けてくれそうなカバーの柄をした
本表紙が表れます。

まさに逆転の発想。

これはもうマネできないなぁ。

してやられた!と思うが、後追い出来ない。
これが私の選ぶハミダシ発想の基準です。

「オトナ語の謎」糸井重里


疑似体験CM

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キムタク主演のTBCのCMです。

キムタクの彼女として旅行に行ったという設定で、
ひたすらカメラ役の彼女に対してキムタクが話しかけるのですが、
全編ホームビデオカメラで撮影されており、そのパキパキっとした
映像がなまめかしく、リアリティがにじみ出ています。

あたし、キムタクの彼女になっちゃった~♪みたいな。

ギャラの都合で予算的に映像にお金を掛けられなくなり、
その結果生まれたアイデアではないかと勝手に想像しているのですが、
制約があったからこその発想だと思います。

制約は発想の母。

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映画って本当に大変だなぁ。
そう思う今日この頃。監督のヨッシーです。

でもしんどいことがあるからうれしいこともあるんです。

今日は今回衣装を提供してもらえることになった
ショップのお話を。

そのお店は映画を撮ることが決定して早々に
衣装提供を快く引き受けてくれました。

役柄でバイクで日本中を旅をしている人が
いるのですが、その衣装をぜひ提供したいと。

そのお店は、自分が本当にいいと思うものしか
置かないというポリシーで、かなり尖った服を
置いている店でした。

ニッチなターゲットに向けたショップは、
しかし、その宿命でなかなか広く一般受けするものでは
ありませんでした。

ある日いつものようにプロデューサー、助監督と
打ち合わせをしていると、プロデューサーの元に、
その店のオーナーから電話がありました。

「店を差し押さえられることになったから、
早く服を取りに来てくれ」と。

慌てて彼の店に行く一行。

どこか疲れた表情をしたオーナーは、
どれでもいいから持って行ってくれと笑いながら
言ってくれました。

おかげで役柄にぴったりのステキな服を
提供してもらえることが出来ましたが、11月末、
その店はなくなりました。その店の名前はなくなりました。

プロデューサーはそっと彼に言いました。
「映画は永遠に残ります。
このお店の名前は、この映画の中でずっと残してみせます。」と。

いろんな人のいろんな思いが結晶となり、
映画「Hello Horizon」は完成に向かっています。

ずっと残る映画を、撮りたい。



広告付きビール

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サントリーが2002年に発売した広告付きビールです。

税法を切り抜けるという方法(支出を減らす)で
発泡酒は値下げに成功しましたが、
これはコラボレーションする(収入を得る)という方法で
値下げをしています。

当時135円だった350ミリリットルビールが、128円。

値段を下げようとすると得てして原価を下げようという
発想になりがちですが、こんな値下げ方法もあるのですね。

写真は記念すべき第一回のユニクロのもの。

今店頭で見なくなったなぁ。面白かったのになぁ。

「たそがれ清兵衛」の新聞広告

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山田洋次監督「たそがれ清兵衛」の新聞広告です。

これすっごいなぁ。
よく監督がOK出したと、ほとほと感心します。

細かい字で文字が書かれていますが、
これ実は脚本なんです。

しかも全部。

コピーは「完成台本全公開。」

続きはWEBで!なんて展開が最近流行ってますが、
出し惜しみのないこの広告の潔さ!

まさに武士道ここにあり。

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昨日、東京の友達M君に電話した。
M君は、今年初めまで一緒に映画を作っていたソウルメイトだ。

彼は、今東京で映画の勉強をしている。
専門学校に通って映画を撮影しているのだが、
いろいろ大変らしい。一番彼が悩んでいるのは人間関係なんだとか。

監督というヤツは、立場上どうしても一番上に立ってモノを
決めていかなければならない。

それぞれの役割や立場が明確で、そういうピラミッド型の
図式になっている組織なら監督はやりやすいが、
みんながオレがオレがとなっている現場は、大変である。
しかし、それを取りまとめていかなければならない。
いやがることもやらせることになるだろう。

以前私もオレオレ主義を通して手痛い目にあったことがある。
彼はまさに今そんな状況に置かれているようだ。

私は映画を撮る時、
作らされている、やらされている、では絶対にいいものは出来ない
ことを実感している。

それぞれがその作品の中で自分を表現してほしい。
それは役者だけでなく、カメラマンや助監督や、全ての人が。

みんながキラめいている一瞬を私は切り取るだけ。
そして、その映画がそれぞれにとっての
いい通過点になれば、と思っている。

この映画も、きっとそんな映画になるはずだ。



宇多田ヒカルの電波ジャック

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宇多田ヒカルのソニーMDのCMです。

チャンネルをパチパチしてるとたまに同じCMが
別の局で同時に流れているということがありますが、
これは電波ジャックと称して、意図的に全ての局で
同時に宇多田のCM流す、という試みをした例です。

1998年9月18日19時直前、日本中の地上波は
宇多田ヒカル一色になりました。

初のCM出演ということもあり、PR的にも大成功。
さすがソニー!の一言です。

あ、さすがにNHKは流れませんでしたけどね(^^;

新幹線の座り方

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新幹線自由席って使ってます?

私はよく使います。貧乏社会人なもんで。
大阪在住の私は大阪→東京の新幹線をよく使うのですが、
自由席を利用することがよくあります。

そんな時の裏技を一つ。

すっごい単純なことなんですが、
自由席の一番端の横の列に並ぶんです。
指定席の場所。

指定席なんで、そんなに並んでいる人は少ないんです。
で、その場所から入って自由席に突入するわけです。

自由席はたくさん人が並んでますが、
その人たちより、確実に先に車内に入る事が出来ます。
これ、でかいです。席取れます。まじで。

一度お試しあれ。ある日気付いた裏技です。
こんなことだって発想ですよ。うん。

天下一品の器

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ラーメンチェーン店の「天下一品」のどんぶりです。

こってりしたスープがウリのラーメン屋ですが、
このどんぶりのスゴイところは、麺を全部食べ切らないと
出てこない位置にメッセージが書かれていることです。

曰く「明日もお待ちしております。」と。

食後の至福の瞬間を狙ったタイムリーなメッセージ。

やるなぁ、天一。

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決まった決まった。今日はすごい物事が進んだ。

まず、待望の脚本が最終決定しました。
我ながらすごい脚本。今日、一回自分にうっとりしました。

喜び勇んでプロデューサー、助監督を急遽招集、
いつもの打ち合わせ会場で読んでもらう。

みんな大納得!ほーらやっぱり。

そして、その場には、主演男優の候補がいたのですが、
これまたかなり理想に近いイメージ。

通常、どんないい人でも、一度持ち帰ってから
返事をするのですが、彼の場合はその場で即オファー。

彼もすんなり承諾してくれて、今日は一気に
話が進みました。るんるん。

あとは、主演女優だけだ。
もう一息!




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