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2016年10月

短編映画「浪漫をみつけた」作りました!

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L_浪漫をみつけた_7

監督した短編映画「浪漫をみつけた」(8分)が2016年11月6日13時から、
中之島中央公会堂にて上映されます!
この映画は、私が通っているシナリオセンター大阪校の40周年イベントの
上映作品として制作したものですが、完成するまでには、まあ紆余曲折ありました(^^;)
シナリオの学校の生徒で作るのでシナリオはすぐに出来るかと思ったのですが、
色んな人の色んな想いがぶつかりあい、なかなかシナリオが決まらず・・・。

「あぁ、チームで協力して映画を作るのってこんなに大変なのか」と思った時に、 
私の脳内にいつもあったのは「協力」と書かれた一枚のカードでした。
これはキネミカル・ヴァーチューズという企画に参加した際に私が引いたカードです。

この企画は、ヴァーチューズ・プロジェクトという52枚のカードからなるプログラムに基いて、
「自分が引いたカードを元に映画を作る」というものでして、
52枚の中から私が引き当てたカードが 「協力」でした。

カードを引いて3年近く経ちましたが、今ならなぜ私がこのカードを引いたのか、
なんとなく分かる気がします。

シナリオセンターのみんなで協力して作った映画「浪漫をみつけた」、よろしければぜひ!





 

湯を沸かすほどの熱い愛

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湯

その男とは、たしか2006年の福井映画祭で一緒に短編映画がノミネートされて知り合った。「ロケットパンチを君に」という映画と「ナポリタンデイズ」という映画だった。帰りの電車はなぜかインドの話で盛り上がった。しばらく経って、2010年1月に一緒に京都の映画館で映画を見た。彼が作った「琥珀色のキラキラ」という短編を見て、いたく感動した。その後、やってた映画を二人で観ていたが感性の似ている二人はどちらも「評価高いらしいけど、俺には合わんわ」と、二人で喫茶店に入って「どうやったら映画監督として突き抜けられるのか」って話を延々とした。その当時僕らは二人共、相変わらず「パっとしない」映画監督だった。二人の結論は、「やっぱりガツンと長編撮って世に問わないといかんな」ということだった。それから彼は「チチを撮りに」という長編を作り、ベルリンで賞を撮った。どんな経緯かは知らないが、その後彼は宮沢りえを主演に「湯を沸かすほどの熱い愛」という映画を撮った。試写会で観たその映画は、日本映画史に残る傑作だった。突き抜けたその男の名前は、中野量太。さて、今度は私の番だ。

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